花火はなぜ美しいのか
東京湾花火大会に行ってきて、あらためて「美」について考えたのでちょっと書きます。
花火の美しさのポイントって
- コントラストが強い
- 光の減衰
- 光のスピードの減衰
- 対称性
だと思っています。この話は、より美しい花火とはどういうものか、という話ではなく花火というものは一般になぜ美しいのかという話です。
潜在意識的な「理解」の最大化
これは思いっきり持論なんですが、美しさとは無意識化のニューロンの興奮量の最大化だと思っています。これを別の言葉で言えば、潜在意識的な「理解」の最大化。潜在意識的な理解というのは、自分の「意識」に到達する前の外部世界の認識の処理の事です。目の前にコップがあったとして、「ああ、コップがあるなあ」とはあまり思わなくて、目の前にあればコップがあることは分かっている。じゃあ、なぜ分かっているかというと勝手に処理されているからであった、その処理のことを無意識化の処理と私は呼んでいます。勝手に。
2種類の理解
その処理における「理解」って2つあると思っています。
- 存在の理解
- 法則の理解
いずれも、理解というよりは認識といった方が正しいかもしれません。
花火における存在の理解
1点目の存在の理解を向上させる戦略は、
- コントラストをはっきりさせる
- 動かす
の2点だと思っています。この意味では花火って本当にベストプラクティス。闇夜に光らす、そして、動かすわけですから。
花火における法則の理解
2点目の法則の理解というのは何かと言うと、「等間隔であるという理解」「グラデーションがなだらかであるという理解」「対称性の理解」など、何らかの法則があってそれが認識出来ることです。この観点いうと、花火って法則にリッチ。花火は(多くが)対称性を持ち、スピードは摩擦によってなだらかに減衰し、光はなだらかに減衰します。
以上はどうでも良い話でした
まあそんな説明はどうでも良く、とてもきれいな花火でした。