目的とメッセージ

「書くこと」に対してメタなことをつらつらと書いてしまった。
自分にとっての「書くこと」の目的は色々あると思う。

  1. コンセプト思考を強めたい

コンセプト思考とは「価値のある違い」を明確にする思考のことだ。日常生活の中で「書かれるべきこと」を探すのは、価値のある情報を探すということであり、「他との違い」に気づいてそれを記憶しておくことだ。これは良い思考訓練になると思う。

  1. 伝える力を強めたい

「書くこと」は「話すこと」の予行演習になる。これは学生の時に橋爪大三郎先生の授業を聞いている時に思った。当時の僕は橋爪先生の「宗教社会学」の講義をとっていた。教科書は橋爪先生の書いた「宗教社会学」という同名の本だった。橋爪先生の授業は本の内容をほとんどなぞるように進められた。じゃあ出席しなくてもよいかなと思えるくらいに本をそのままなぞっているように感じられた。しかし、そうして話される言葉は本当に良くまとまっていて論理的でわかりやすかった。その分かりやすさに当時の僕は感動した。「書くこと」は「話すこと」の予行演習でもある。僕は話すことは結構好きだ。だから話すときは折角だからたくさんのことを伝えたい、わかってもらいたいと思う。その予行演習として書くことにしようと思う。